ONE BEGINNING, FOUR STORIES
三つの湯呑みから始まった会社。その灯りの先に、四つの夜がある。
同じ人々の、別々の選択を描いた小説集です。初めての方はHAPPYから。どの一編も、それぞれの結末まで読めます。
灯りを消して、帰れる夜。
守るためについた嘘が、知らない誰かを傷つけていた。航は自分の名前で事実を伝え、返すべきものを引き受ける。
借りた金で、譲らないものを守る。
黒崎の誘いを断るたび、借金と仕事が残る。それでも人の暮らしを削らずに、百舎の一年を越えられるか。
持ち帰れなかったものがある。
言い出せなかった三週間が、誰かの予定を変えていく。十二の現場へ仕事を届けたあと、百舎に残るものは。
今度こそ、すべてが報われる。
最初は給料を払うためだった。嘘と切り捨てで会社を育てた航は、黒崎の席へ手を伸ばす。
表示設定は四つの物語で共通です。